Axiom80とSeasの2way (その2)
2000年頃から仕事が忙しくなったことと単身赴任をしたりで、オーディオを約15年休止していました。
しかし時間が過ぎるのは早いものです。ついこの間まで「早く定年にならないかな。」と思っていたのに、いつの間にかその時が来て、さらに1年が過ぎてしまいました。
「時間」と「余裕」ができたのにもかかわらず、時は過ぎていきます。
「これではいかん。」と思っていると、なぜか無性にスピーカーを新調したくなりました。理由は不明。突然そんな気になりました。
そこでどんなスピーカーが欲しいかを整理することにしました。昔と違い時間はいくらでもあります。
定評ある市販品を買ってくるのもいいのですが、それでは安易に過ぎます。
かといって、自作をするには木工道具を持っていないし、第一スピーカーを設計する技術がありません。
で、たどり着いた結論が「Seas」でした。
Seasはノルウェーのスピーカーユニットのメーカーです。完成品は出していないと思います。このため日本での知名度は高くありません。
「何故Seasか?」というと、自社のユニットを使ったシステムの設計図を公開しているからです。プロの設計なので市販品と同様の性能が期待できることと、箱の製作は頼んだとしてもネットワーク部品の選択や組み立ては自分でできるので、ほんの少しとはいえ自分の手が入れられるのがGoodと考えました。
http://www.seas.no/index.php?option=com_content&view=category&id=66&Itemid=250
これら「SEAS DIY KITS」の中で選んだのが「BIFROST」。「ビフロスト」とでも読むのでしょうか?
完成したスピーカーが前回記事の写真で前方に写っているものです。
このスピーカーの音ですが、全体に自然で個々の楽器の音の違いが分かるような鳴り方をします。
弦はAxiom80の方を取りますが、ピアノとかオケなども聞くことを考えれば総合点ではBIFROSTです。30年のオーディオ経験の中で「定位感はフルレンジが一番」と確信していましたが、この点も考えを改めました。
スピーカー新調後、またハンダゴテを持つようになりました。
そして3年を経て、環境が次のように変わりました。
プレーヤー:LP、CD → ネットワークプレーヤー
アンプ: 球 → 石
これが現在使用中の機器です。(普段は別の場所にありますが、写真を撮るために作業机の上に集めました)
右上の無骨な箱はRaspberry pi3搭載のネットワークプレーヤー。
右下がトランジスタのアンプ。
左上は最近話題になったNASのSoundgenic。ACアダプタが気に入らなかったので電源を作りました。(左下)
これらについては改めて書き留めるつもりです。
P.S.
ブログのタイトルがイマイチだったので、少し変更しました。