Soundgenic用外部電源の検討

Soundgenic用外部電源の仕様を整理します。

1.外観
 まず、本体と並べて違和感のないような大きさと色にする。
 さらにある程度しっかりしたものにしたい。となるとタカチのOSケース/黒しか思い
 浮かびません。
 OS49-16-23BBです。230(W)×160(D)×49(H)mm。
 Soundgenic本体の大きさが168(W)×134(D)×43(H)mmなので、若干大きめです。
 本当はOS49-16-16の方が良いのですが、これだと内部が小さすぎて部品が入りきら
 ないため、仕方がありません。

 

2.電源トランス
 電源トランスは、いつも使っている共立のラインナップの中から選びたい。
 ぴったりのものがありました。「トロイダルトランス 0-12V 1A / 0-12V 1A
 HDB-25(L)」です。
 2次側は12V 1Aが2回路で合計2Aとなり、付属のACアダプタと同じ値です。
 トランスの厚さも40mmで、ケースの高さとピタリ合います。
 最初はこれで良しと思ったのですが、本当にそうでしょうか?

 

 HDL-RA2HFの消費電力のスペックを見てみると、「7.3W(平均)、29W(最大)」とあり
 ます。電流に直すと「0.6A(平均)、2.4A(最大)」。
 これは「起動時に最大2.4A流れるが、安定後は0.6A」と解釈できます。
 ACアダプタの2A表記はmin.の値で実力はもっと上かもしれず、「29W」もワースト
 ケースで実際はもっと少ないのかもしれません。
 いずれにしろメーカー外の者にはわからない話で、もやもやの中で「2次側2A」 のト
 ランスで突き進むのは危険です。
 共立には12V出力の上のトランスはなく、RSコンポーネンツdigikeyから取り寄せる
 のも面倒。それにトランスが大きくなると今度はケースに入らなくなる...
 といった堂々巡りした末にたどり着いた結論は、「そうだ! SSDにしよう」。(笑)
 RAHF-S1の消費電力は「4.0W(平均)、14.3W(最大)」=「0.3A(平均)、1.2A(最大)」。
 これなら問題ありません。
 さらに言えば、平均の電流値が少なければ放熱の点でも有利です。
 ということで若干値は張りますが、2TBのSSDに交換することを前提にこのトランス
 を使うことに決めました。

 

3.回路構成
 【構成】
   電源コード → ACラインフィルタ → 電源トランス → ハイパワーLED電源
                                 → 12V出力

 ACラインフィルタはprostさんから頒布を受けたもので、音質改善効果を実感し以後
 製作する機器には必ず入れようと決めています。前回報告したネットワークプレー
 ヤーにも入っています。
 電源トランスは上記の通り、共立のトロイダルトランスです。
 電源回路はLED電源とします。
 出力電圧を合わせるためにLEDの組み合わせのカット&トライが必要で、これが若干
 面倒ですが、決まってしまえば問題ありません。良い音を得るには多少の手間は当然
 です。
 送り出し用パワートランジスタ(2SC5198)のコレクタ電流は5AでOK。
 問題は2SC5198に抱き合わせるヒートシンクで、prostさん推奨の「30F58L50」は高
 さが50mmありOS49型に入らないため、高さ37mmのSS314なるヒートシンクを探し
 てあて、これを付けることにしました。
 30F58L50に対して肉厚が薄く若干心配ですが、製作後に熱の状態を確認し、必要な
 らシャーシに放熱穴を開けるなどの対応を考えることにしました。

 

 

 以上の方針の元、秋葉原に出かけてマイクロン製の2TB格安SSDとクローンツール、2.5→3.5インチ変換マウンタを買ってきました。
全部で福澤さんが4枚消えました。Soundgenic本体の方が安いとは本末転倒ですが...(笑)

 

ケースを開けてドライブを交換する作業はネット上に多数報告あり、問題ありませんでした。クローン作製を除く実作業時間は全部で30分程度。クローン作製にかかった時間は不明。(覚えていない)
途中の写真は撮りませんでした。取り外したHDDのみアップします。

 

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これは大事に保管して、故障した場合の保険とします。